断熱と気密の違いって?
こんにちは!ホームアドバイザーの髙橋です。
断熱等級という言葉、最近よく聞くようになりましたよね。
「等級6」「等級7」など、なんとなく“高い方がいいんでしょ”とイメージする方も多いかもしれません。
でも、“気密”という言葉になると、ピンとこない方が意外と多いんです。
「気密って本当に大事なの?」「断熱だけしっかりしてれば良いんじゃないの?」
――今日はそんな疑問にお答えします。
【断熱と気密、そもそもどう違う?】
▶ 断熱とは
簡単に言えば、「熱の出入りを抑えるための壁や窓の性能」です。
夏の暑さや冬の寒さを家の中に入れない、または逃がさないために断熱材や窓の性能が大事になります。
▶ 気密とは
一方で気密は、「家の隙間の少なさ」を表します。
壁や床の接合部、サッシまわりなどにどれだけ空気の漏れがないかという“施工の精度”に関わる部分です。
【 断熱だけではダメ?】
意外かもしれませんが、断熱性能が高くても、気密が悪ければ本来の性能は発揮できません。
例えば――
暖かいお風呂を保温したいときに「フタをする」のが断熱。
でもフタに穴が空いていたらどうなるでしょう?
いくらフタが厚くても、そこからどんどん熱が逃げてしまいますよね。
同じように、家の中も隙間(気密)があると、せっかくの断熱が無駄になってしまうのです。
【気密性能を数値で見る「C値」とは?】
気密性は「C値」という数値で表されます。
C値が低いほど、隙間が少なく、高気密ということ。
一般的に「C値1.0以下」が高気密とされますが…
ナンバホームでは、全棟で気密測定を実施し、C値0.5以下を目標としたお家づくりをしています。
これは、断熱等級6や7の性能をしっかり活かすために、気密をとても重要視しているからです。
例えば…
C値が1.0の家と比べて、C値0.5の家は隙間が半分。
なんと家全体ではがき半分ほどの隙間しかありません!
それだけ暖冷房効率が高く、光熱費も下がり、快適性もアップします。
高性能住宅を検討するなら、断熱“等級”だけで判断せず、気密“C値”にもぜひ注目してみてくださいね。
ナンバホームでは、断熱・気密のバランスを大切にしながら、ご家族にぴったりの家づくりをお手伝いしています。
ぜひお気軽にご相談ください!
〈このコラムはホームアドバイザーの髙橋が書きました〉
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